施工前
施工後
羽曳野市立生活文化情報センタ-「LICはびきの」敷地南西部分に敷設されているテラスとバス停に繋がる階段では、いく度か車が脱輪したり、夜間走行中の自転車が、テラスが続いていると誤認し、階段から落ちるといった事故が発生していました。
羽曳野市では、ポ-ルを立てると通行の妨げになってしまったり、バリケ-ドにすると景観を著しく損ねてしまうなど、何か他に良い方法はないかと懸案されていました。
羽曳野市長にお話をお伺いしたところ『市民の皆様が安全に環境・景観に配慮した方法として、貴事業所の「トリックア-ト」で注意喚起できないか?』とのことでした。
市長の、市民の安全・環境・景観への配慮への熱いお気持ちに対し、当事業所と致しましても出来る限りのご協力をさせて頂ければと制作に至りました。
コンセプトと致しましては、テラスと階段の境界手前に「トリックアート」の手法を用いた制作物があれば、通行者が、ここは通れないと判断し、事故を未然に防げる可能性が高まります。
具体的には、施設テラスからは金剛山を望むことができるスポットであり、かつ、テラスより道路の向こうには古墳公園が広がっていることを勘案して「色とりどりの花が咲く花壇」を描くことと致しました。
今回、制作に参加して頂いたのは、男女4名のマリアワークス京橋東のご利用者様。
講師のアオさんの監修のもと、仲間とともに最後までやり抜く達成感と、社会参加、社会貢献できることへの喜び、そして、なにより絵を楽しんで描いて頂けたようです。
また、このような形で利用者がトリックアートを描き、事故防止に貢献する試みは全国でも初めてのようで、今後の広がりが期待されます。
施工場所:羽曳野市立生活文化情報センタ-「LICはびきの」
住所:大阪府羽曳野市軽里1-1-1 南西部分敷設テラス
施工期間:令和4年3月8日~4月8日